AMCロゴ アスベスト(石綿)の適正処理と
健康被害を防ぐために
本文へジャンプ アスベスト処理推進協議会
 
■レベルG1
                       

●グローブバッグ方式

1. 作業手順





2. 留意事項

  1. 作業員は曝露の危険のないよう、保護衣、マスク等を正しく着用する。
  2. あらかじめグローブバッグ内に必要となる工具等を入れておく。
  3. 必要によりグローブバッグ内に作業スペース確保のため、枠組みを設ける。
  4. 除去するシール材が使用されているフランジ接合部を飛散防止剤で湿潤する。
  5. 作業箇所のフランジ接合部をグローブバッグの開口部より挿入して密閉する。
  6. グローブバッグを装着し、接合部を切り離す。
  7. 接合面を湿潤し、固着しているシール材を取り除く。その際も水、飛散防止剤を吹き付
    けながら作業を行う。接合面にシール材破片が残らぬよう研磨を行う。
  8. シール材を取り外した後の接合面に飛散防止剤を吹き付ける。
  9. HEPAフィルター付高性能真空掃除機でバッグ内部の空気を吸引する。
  10. フランジの直下部で、粘着テープ等により袋を閉じる。配管上部をカッターで切り、グ
    ローブバッグを取り外す。
  11. グローブバッグ取り外し後、廃棄物の専用袋に回収し粘着テープなどにて密封して、保
    管する。


3. 保護具

石綿粉じんの曝露防止作業レベル2(石綿含有保温剤などの除去作業)に相当する曝露防止保護具を装着する

  1. 呼吸用保護具:半面形防じんマスク(フィルタは区分3)など
  2. 保護メガネ、手袋など
    半面型防じんマスク 保護メガネ
    HEPAフィルター付真空掃除機

●グループ隔離方式

1.作業手順


 


2. 留意事項

  1. 作業範囲の床面及び壁面を、足場枠等によりプラスチックシートで囲い、接合部、貼り付け部は粘着テープで貼り付け、室内を負圧状態とする。
  2. 作業員は曝露の危険のないよう、保護衣、防じんマスク等を正しく着用する。
  3. 除去するシール材が使用されている接合部を水または飛散防止剤で湿潤する。
  4. 接合部を切り離し、接合面を湿潤する。
  5. 付着しているシール材をその状態に対応した工具(電動研磨機、スクレイパーなど)で取り除く。水、または飛散防止剤を吹き付けながら作業を行う。
  6. シール材を取り外した後の接合面に飛散防止剤を吹き付ける。
  7. 取り外したシール材は飛散防止剤などで湿潤状態を保ち、プラスチック袋に梱包し、密閉容器に入れ保管する。
  8. 作業終了後、HEPAフィルター付き掃除機などで床面および作業箇所を清掃する。
  9. 使用した呼吸用保護具、保護衣などで使い捨てのものは廃棄物専用プラスチック袋につめ廃棄する。
 
隔離状況



3. 保護具

石綿粉じんの曝露防止作業レベル1(石綿含有吹き付け材の除去作業)に相当する曝露防止保護具を装着する。
 呼吸用保護具:全面形の防じんマスクなど
 保護衣等:保護衣(全身を覆う服、又はつなぎ服、頭巾、シューズカバー)
        保護メガネ、手袋など

全面形マスク 保護衣
■レベルG2


1. 作業手順




2. 留意事項

  1. 作業員は曝露の危険のないよう、保護具を正しく着用する。
  2. 散水もしくは飛散防止剤の吹きつけを行うため、床養生シート及び液体を受ける容器を準備する。
  3. 除去するシール材が使用されているフランジの接合部を水または飛散防止剤で湿潤する。
  4. 接合面を切り離し、接合面を湿潤する。
  5. 付着しているシール材をその状態に対応した道具で取り外す。水、または飛散防止剤を吹き付けながら作業を行う。この際、劣化の程度が進んでいる場合は、薬剤を使用した方が望ましい。
  6. シール材を取り外した後のフランジ接合面に飛散防止剤を吹き付ける。
  7. 取り外したシール材は飛散防止剤などで湿潤状態を保ち、プラスチック袋で梱包し、密閉容器に入れ保管する。
  8. 作業終了後、HEPAフィルター付き掃除機などで床面および作業箇所を清掃する。
  9. 使用した呼吸用保護具、保護衣などで使い捨てのものは廃棄物専用プラスチック袋につめ廃棄する
  10. 接合部が、環境により水及び飛散防止剤を使用できない場合は、レベルG1とする。




3. 保護具

石綿粉じんの曝露防止作業レベル2(石綿含有保温材などの除去作業)に相当する曝露防止保護具を装着する

  1. 呼吸用保護具:半面形防じんマスク(フィルタは区分3)など
  2. 保護衣等:作業衣(粉じんの付着しにくいもの)、保護メガネ、手袋など


半面形防じんマスク
保護メガネ 手袋



※除去作業を開始後、シール材が容易に取り外せずに削り取りが必要となった場合は作業を中止し、レベルG1程度の曝露防止対策を講じてから作業を再開する。





■レベルG3 


1.作業手順





2. 留意事項

  1. 作業員は曝露の危険のないよう、保護具を正しく着用する。
  2. 散水もしくは飛散防止剤の吹きつけを行うため、液体を受ける容器を準備する。 
  3. 除去するシール材が使用されているフランジなどの結合部分に水または飛散防止剤で湿潤する。
  4. 接合部を切り離し、シール材を取り除く。
  5. シール材を取り外したフランジ接合面に飛散防止剤を吹き付ける。
  6. 取り外したシール材は水・飛散防止剤などで湿潤状態を保ち、プラスチック袋に梱包し密閉容器に入れ保管する。
  7. 作業終了後、HEPAフィルター付き掃除機などで床面および作業箇所を清掃する。


3. 保護具


石綿粉じんの曝露防止作業レベル3(石綿含有建材(形成版など)の除去作業)に相当する曝露防止保護具を装着する。
 呼吸用保護具:半面形防じんマスク(フィルタは区分2)など
 保護衣等:作業衣(粉じんの付着しにくいもの)、保護メガネ、手袋など


※取り外した際にフランジの接合面にシール材の付着がある場合は、レベルG2と同程度の湿潤飛散防止対策を行う。






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